事業者が質量に関してJCSSに登録する流れ

国際基準で認められた道具は正確

質量を確認する時には、分銅や天秤などの道具が使用されます。ただ、その道具が示す数字は必ずしも正確であるとは断言できません。何らかの原因により、その道具の数字は違っている可能性もあります。質量を確認したい側からすると、道具の数字が違っているのは困ります。例えば天秤を使用してみて、300グラムの分銅と釣り合っている状態なら、300グラムという質量になっている筈です。しかし天秤によっては、たまに数字が間違っている事もありますから、注意が必要です。300グラムではなく、304や307のような誤差が生じている可能性もあります。ところがJCSSによって認められた天秤の場合は、数字は正確です。国際的な基準によって認められた道具ですから、ほぼ正確な数字を示してくれると判断できます。

登録する為の申し込みから料金支払いまでの流れ

ところでJCSSには、複数の事業者が登録しています。登録する時の具体的な流れですが、まずは申し込みをする必要があります。ただ申し込みする時は書類も複数必要です。例えば証明書を取得していなければなりません。校正に関する証明書を取っている必要がありますし、申請書類も作成しなければなりません。そして窓口に連絡した上で、上述の書類を指定の住所に送付します。審査に必要な書類を、窓口に提出する訳です。すると窓口から、請求書が送付されます。審査を受ける際には、指定の手数料も支払う必要がありますから、請求書に明記された金額を支払う必要があります。具体的にどれぐらいの金額になるかは、事業者の状況によって異なります。18万円前後支払う事もあれば、13万円前後になるケースもあります。新規で申し込みをする時は、手数料は若干高めになります。

料金支払いから認定の結果通知までの流れ

料金の払い込みが完了すると、審査が行われます。申し込みをした事業者に対しては、状況に応じて連絡が来る事もあります。上記で郵送した複数の書類も、色々な観点から審査していく訳です。また殆どの事業者は、現地審査も受ける事になります。審査が進みますと、段階に応じて確認書などの書類も送付されてきます。そして一連の審査手続きが完了すると、認定に関する結果が通知されます。特に問題ないと判断されれば、JCSSが認可した事業者として登録される訳です。なお認可された後には、定期的に報告書なども提出する事になりますし、検査も受ける必要があります。